Jw_cad 文字入力の使い方(1

作図(1)ツールバー

図面に文字を書き入れる

Jw_cadにある〔文字〕の基本的な使い方をご紹介いたしますが項目が多岐にわたるため、数回に分けてご紹介させていただきますので、こちらでは文字を図面に書込む時の基本的な使い方をご紹介させていただいます。

ご紹介は、ツールバーを使用した時の手順でご紹介いたしますが、メインメニューからも同様に使うことが出来るので、その手順をまずご紹介させていただきます。
メインメニューから始めるときは、
作図(D)〕⇒〔文字(A)〕と進めることで、同じコントロールバーを使えるようになります。

メインメニューから文字入力を始める手順

基本的な文字の書込み

文字〕タブを左クリックすると、画面上に文字入力ダイアログが現れます。

文字記入テキストダイアログ

このダイアログを使って、いろんな文字情報を書込んでいくのですが、その基本となる書込み方を画像にまとめましたのでご覧ください。

基本的な文字入力の手順

画像の手順は次の通りです。

  1. 作図(1)ツールバーの「文字」タブを左クリックします。
  2. 文字入力ダイアログの〔フォント〕確認します。
  3. テキストボックスに必要な情報を書込みます。
  4. 書込み位置に移動して、左クリックで書込みます。

これで、画像のようにメインフレームに文字を書込むことが出来ます。

文字の基点の変更

画像では文字を書込む基点は左側になっていますが、基点は変更することが出来るので書込み位置の状況等を考慮して、適時変更するようにしてください。
文字の基準点は次のようになっています。

文字基点設定ダイアログです。

文字の基点を変更するのは、通常赤枠で囲ったラジオボタンで変更します。
そのほかの項目も簡単にご紹介しておきます。

◆ずれ使用チェック
文字の書込み位置を微調整するのに使います。
縦横の関係性は、縦列と横列の交差する部分が対象となるので、画像では左下のそれぞれが交わるテキストボックスにずらし量を入力します。
例えば縦ずれ[20]横ずれ[20]のように入力すると、縦が下方向になり横は左方向になります。

「下線作図」「上線作図」「左右縦線」は、文字通り上下と書込み文字の左右に縦線を入れるときに使います。
この時、「ずれ使用」を一緒に使うと上手く各ラインが描けないので、注意してください。

ここでの設定は、必要に応じて使うと効率的に作業することが出来ようになります。

書込み文字種変更

図面に書込む文字の大きさやフォントを変更する時に使うのが〔書込み文字種変更〕というダイアログです。
このダイアログを使って文字の細かな設定を行うことで伝えたいことをより強調したりすることもできます。
その手順を画像にしましたのでご覧ください。

書込み文字種変更の手順

まずは〔書込み文字種変更〕を出すところまでです。

  1. 作図(1)ツールバーの「文字」タブを左クリックします。
  2. コントロールバーの を左クリックします。

これで、次の〔書込み文字種変更〕ダイアログが現れます。

書込み文字種変更の設定

書込み文字種変更ダイアログ

ご覧のようにいろいろと細かな設定を行うことが出来るのはお分かりいただけると思いますが、細かな設定内容を分かり易く見ていただけるように整理して表にしてみましたのでご覧ください。

【フォント】書き込みたいフォントを選択できます。
【フォント読取り】書かれている文字をハイライトすることでフォントを読取れます。
【斜体】斜め文字にします。
【角度継続】角度指定して書込んだ文字の角度を継続します。

この中で【フォント読取り】は、ちょっと分かりずらいと思いますので、少し解説させていただきます。

【フォント読取り】は、〔書込み文字種変更〕ダイアログで設定したフォントを既に書かれている文字に適用するときに使うもなので、手順をご覧ください。
1)フォントを指定します。
2)【フォント読取り】にチェックを入れます。
3)既に書込まれている文字を左クリックします。
これで、すでに書込まれている文字がハイライトされて指定したフォントに変わります。

ここまでがよく使うところなので、設定が終わったら最後に「OK」を左クリックしてください。
続いて下の部分をご覧ください。

これらの内容は、メインメニューの〔設定(S)〕⇒〔基本設定(S)〕の〔文字〕の内容と同じなので、全体として設定するときは、基本設定で設定して、文字入力時に文字種を変更したいときには、〔書込み文字種変更〕ダイアログを使うというように使い分けると便利です。

書込み文字種変更〕ダイアログでは、文字種のみを変更するので、各文字種左横のラジオボタンを選択することで変更します。
先にも書いたように、文字種の細かな設定は〔基本設定(S)〕の〔文字〕で設定します。

書込み文字を水平・垂直にする

書込まれた文字の水平・垂直方向を変更する使い方を画像にまとめましたので、ご覧ください。

文字の向きを変える手順

画像の手順は次の通りです

  1. 作図(1)ツールバーの〔文字〕タブを左クリックします。
  2. 対象となる文字を左クリックしてハイライトさせます。
  3. コントロールバーの〔水平・垂直〕いずれかにチェックを入れます。
  4. 方向を変えた文字を書込む位置で左クリックします。
    (位置指定点がある時は右クリックしてください。)

これで画像のように水平だった文字を垂直にすることが出来ます。
ここでのポイントは手順③の〔水平・垂直〕のいずれかにチェックを入れたところでした。
手順②で文字をハイライトさせた状態で移動させることも出来ますが、貼り付ける前に〔水平・垂直〕のいずれかにチェックを入れることで、貼付け前に文字方向を簡単に変更できるので、同じ文字列を使い廻す時に使うと便利です。

作業手順をご紹介した画像で結果はご確認いただけますので、検証は割愛させていただきます。

書込み文字の角度指定

角度を指定して文字を書込むことも出来ます。
斜線に対して同じ角度で文字を書込むことで見た目もスッキリしますし、何より文字の意図を伝えやすくすることが出来ます。
角度を指定して文字を書込む手順をご紹介いたしますので画像をご覧ください。

角度指定で文字を書込む手順

画像の手順は次の通りです。

  1. 作図(1)ツールバーの〔文字〕タブを左クリックします。
  2. コントロールバーの〔角度〕のテキストボックスに角度を記入します。
  3. 角度を指定した文字を書込む位置で左クリックします。
    (位置指定点がある時は右クリックしてください。)

これで画像のように角度を指定した文字を書込むことが出来ます。
ここでのポイントは手順②の〔角度〕のテキストボックスに角度を記入するところでした。
角度を指定すれば、後は書込み位置を決めるだけで角度を指定した文字を書込むことが出来ますし、
既に書込まれている文字も〔水平・垂直〕と同じようにすれば、角度を変えることが出来ます。

画像にまとめましたので、ご覧ください。

角度指定で文字を書込む手順

≪まとめ≫
このページでは〔文字〕を使った単純な文字挿入から角度指定の方法までをご紹介いたしましたが、一つひとつは簡単なものですが一度に全てを完ぺきに覚えるのは、少し難しいかもしれませんので、使う機会に応じてしばらくは、こちらをご覧いただきながら作業を進められると良いでしょう。
この項目に関しては、まだ数項目あるので益々一度に覚えるのが困難にあると思いますので、関連ページも含めて、ご活用いただければと思います。

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