倍率変更の使い方
Jw_cadその他(1)〔図形読込〕を使って、別の図面やレイヤ―に読込んだ図形を貼り付けるとき、貼付け側の倍率に合せることが大事なので、こちらで倍率を変更する手順をご紹介致しますのでご覧ください。
ページ内では、その他(1)のツールバーを使って行いますが、メインメニューから使うこともできますので、その手順を最初にご紹介させていただきます。
メインメニューの〔その他(A)〕⇒〔図形〕の順に左クリックすれば、ツールバーから始めるのと同じようになります。
読込図形の倍率を適切に変更する方法
Jw_cadその他(1)〔図形〕を使って登録図形を図面の中に貼り付けるときに、読込んだ図形の倍率を合わせて、ほかの図形との統一感を損なわないようにする手順をご紹介いたします。
- その他(1)ツールバーの〔図形〕タブを左クリックします。
- データ保存フォルダ内で必要な図形をダブルクリックします。
- コントロールバーの〔倍率〕ウインドで倍率を指定します。
- 図形貼付け位置に貼り付けます。
これで、貼り付ける図形の倍率設定は終わりなので、この手順を画像を交えて解説致します。
倍率設定時の注意事項もご紹介致しますので、最後までご覧ください。
図形読込時の倍率変更手順の画像解説

倍率変更前の図形を点線で描いてあります。
これから、この流し台の図形の倍率を変更するところを手順を追って、ご紹介致します。

「図形」タブを左クリックすると画像のような「図形データ保存フォルダ」が開きますので、この中から必要な図形を選んで図形データをダブルクリックしてください。
◆◇◆図形データの表示切替方法
左端の「リスト表示」にチェックを入れると画像表示からリストの一覧表示に変ります。
プレビュー表示数の変更は隣の二つの数値を変えることで変更できます。

画像のように等倍率の図形を点線で貼付けた上に、
比較のために倍率『0.5 , 0.5』の図形を貼付けておきました。
ご覧のように図形は、縦横比が半分に縮小されています。

実際に計測したのが、この画像で、倍率設定どおり、縦横比が半分になっているのが確認できます。
このように、縦横比を指定することで、図形読取で読取った図形を貼り付けたときに違和感なく仕上げることが出来るようになります。
因みに、縦横比の指定は次に画像をご覧いただければご理解いただけると思います。

画像でお分かりのように、右側がX方向(水平)の指定で、左側がY方向(垂直)の指定になっていますので、お間違い無きようご指定ください。
図形倍率変更時の注意点
倍率を変更することで、図形の倍率は変更できますが、
文字が含まれている場合、文字は倍率変更出来ませんので、
文字は、個別に文字コマンドでフォント変更してご対応ください。
≪まとめ≫
図形読込を利用するときには、貼付け側の設定に合わせて、読取った図形の倍率を変更する必要があります。
倍率変更を行うことで、図面としての統一感を損なうことなく、用意された図形を利用することが出来るので、一から図形を描く手間が省けて、図面を描く時間の短縮につながりますし、疲労の軽減にも寄与出来ると考えられますので、無駄な労力を使わず、利用できるものは利用して、効率よく図面を描いてください。