連続線の基本的な使い方
Jw_cadにある〔連続線〕の基本的な使い方をご紹介いたしますが、項目が多岐にわたるため、数回に分けてご紹介させていただきますので、こちらでは、連続線とはどんなものなのかという基本的な使い方をご紹介させていただいます。
ツールバーを使用した時の手順でご紹介いたしますが、メインメニューからも同様に使うことが出来るので、その手順をまずご紹介させていただきます。
メインメニューから始めるときは、
〔作図(D)〕⇒〔連続線(R)〕と進めることで、同じコントロールバーを使えるようになります。
連続線を使ってみる
〔連続〕タブを左クリックすると、コントロールバーが次のように変化します。
これらを使いながら様々な連続線を描くのですが、まずは基本の使い方をご覧ください。
画像の手順は次の通りです。
- 作図(1)ツールバーの〔連続〕タブを左クリックします。
- 連続線の始点を右クリックで読取ります。
- ③の直線の指示点を右クリックで読取ります。
- ④の直線の指示点を右クリックで読取ります。
- ⑤の直線の指示点を右クリックで読取ります。
- ②と同じ指示点を右クリックで読取ります。
- コントロールバーの〔終了〕タブを左クリックします。
これで、画像と同じような図形が描けます。
〔連続線〕を描くときは、順番に指示点を指示して描きたい形になったら、コントロールバーの〔終了〕タブを左クリックして連続線を確定させてください。
〔終了〕タブを左クリックして連続線を確定せずにポインターを移動させて左クリックすると任意の位置に連続線が継続されてしまいますので、注意してください。
連続線を描く時は、線を描く位置を仮点線で示してくれ、指示点を指示した時点で仮の実線で表示されます。
画像では、⑤~⑥へ移行する部分がこれにあたります。
最終的に〔終了〕タブを左クリックした時点で線属性で設定されている線色の実線で描かれます。
因みに〔終了〕タブの代わりに〔Enter〕キーでも確定することが出来ます。
連続円弧の使い方
〔連続線〕の中にある〔連続弧〕は、円弧と呼ばれるアール曲線を連続して描く時に使うコマンドですので、文字でご覧いただくより画像で手順をご覧ください。
画像の手順は次の通りです。
- 作図(1)ツールバーの「連続」タブを左クリックします。
- コントロールバーの〔連続弧〕をチェックします。
- 連続弧の始点を右クリックで読取ります。
- 円弧の振幅を左クリックで指示します。
- 連続弧の中間点を右クリックで読取ります。
- 連続弧の終点を右クリックで読取ります。
- コントロールバーの〔終了〕タブを左クリックします。
これで画像と同じ振幅の連続円弧が描けます。
画像では、仮点線ばかりでご紹介しましたが、流れをご覧いただくためにあえて画像を加工したもので、完成した連続円弧はこうなります。
ご覧のように
手順④の振幅の指定位置を変えることで違う結果を得ることが出来ます。
また、中間点の位置を変えることでも違う連続円弧を描くことが出来ます。
反転円弧の使い方
〔連続弧〕内にある〔弧反転〕タブですが簡単に言ってしまえば、連続した円弧を途中で通常の連続ではなく、反対の方向に描く時に使うコマンドなのですが、文字で読み解こうとしても中々難しいので、図解でご説明させていただきますので手順をご覧ください。
画像の手順は次の通りです。
- 作図(1)ツールバーの「連続」タブを左クリックします。
- コントロールバーの〔連続弧〕をチェックします。
- 連続弧の始点を右クリックで読取ります。
- 円弧の振幅を右クリックで読取ります。
- 連続弧の中間点を右クリックで読取ります。
- コントロールバーの〔弧反転〕タブを左クリックします。
- 〔弧反転〕の終点を右クリックで読取ります。
- コントロールバーの〔終了〕タブを左クリックします。
これで画像と同じように弧を反転させた円弧が描けます。
画像では、予め指示点を設けておきましたので、右クリックを多用しましたが、任意の位置であれば、各指示を左クリックで行ってください。
今回ご紹介するのに使った弧反転画像の仕上がり寸法を検証した画像をご覧ください。
確認したのは、円弧の底辺距離と振幅ですが、ご紹介した画像は振幅も底辺距離の半分にしてあるので、全ての弧反転が同じ振幅になっていますが、この振幅指示点が変わってくると円弧の振幅も変わってくるので、極端な話ですが、弧反転の一つずつの大きさが変わってきます。
その様子もご覧ください。
この項目に関しましては、メインフレームの背景色を深緑にしていますが、これは少しでも仮線が大切だと思いましたので仮線を見易くする目的でこうしてあります。
連続線もまだ複数使い方がございますので、あまりにも項目が多くなってしましますので、次のページへと引き継ぎますので、引き続きご覧いただく前にこちらの項目を熟読いただければと思います。