切取とコピーの使い方
Jw_cadのメインツールバーの〔切取〕と〔コピー〕の使い方ですが、この二つはよく似ていると思います。
〔切取〕や〔コピー〕を実行するとどちらも対象となる文字や図形を別のところに移動させられたり、複数貼り付けたりすることが出来るという点では、どちらもよく似た機能だと思います。
でも、決定的に違うところもあるので、使い方を間違うと、意図しない結果になってしまうので、使い方には少し注意が必要なので、このページで大まかに違いを把握していただきたいと思います。
切取の使い方
〔切取〕と〔コピー〕には、大きな違いがあるのですが、その違いを一言で表すと、
「対象物が残るか残らにか」という事です。
これが練習用に用意させていただいた図形ですが、文字通この画像が残るか残らないかが、〔切取〕と〔コピー〕の違いなので、実際に切取を実行したところをご覧ください。
〔切取〕を始めるときには、〔範囲〕タブをクリックして、対象図形を取り囲んで選択します。
取り囲み方は、対象図形の斜め左上をクリックしてから仮線が表示された状態で、右斜め下にポインターを移動させると対象物を仮線で取り囲んで選択することが出来るので、右斜め下で左クリックして選択を決定してください。
これで、今回の線だけで構成された図形を全て選択することが出来ます。
全体が選択出来ているので、図形がピンクに変わっているのが確認できます。
この状態が全て選択された状態で、選択漏れがあるとその部分だけ色が変わらず切取ることが出来なくなるので、注意してください。
選択出来たら、メインツールバーの〔切取〕タブをクリックするか、
メインメニューの〔編集(E)〕⇒〔切取(T)〕と進めて切取を実行してください。
実行すると対象図形は画像のようにメインフレーム上から無くなります。
コピーの使い方
切取とよく似た機能のコピーの使い方も切取と同じように、最初に対象図形を範囲選択しておきます。
範囲選択出来たら、メインツールバーの〔コピー〕タブをクリックするか
メインメニューの〔編集(E)〕⇒〔コピー(C)〕と進めてコピーを実行してください。
ご覧いただいて分かるように、切取の時と違って対象図形は、メインフレーム上に残っています。
ここが、切取とコピーの最大の違いです。
これで、いずれの方法で取り込んだものもクリップボードに確保されているので、貼り付けたいところでメインツールバーの〔貼付〕タブをクリックして貼り付けたい位置でクリックすれば、思い通りのところに図形を貼り付けることが出来ます。
画像は、貼付け前の仮表示の状態ですが、ここでクリックすれば、図形が貼り付けられて、通常の色に戻ります。
尚、〔貼付〕タブを続けて使うことで、貼付けの手順を繰り返せば、同じ図形をいくつでも貼り付けることが出来ます。
これは、切取を実行した時も同じなので、必要なら複数貼付けることで同じ図形を何度も描くなんて非効率な作業をせずに済むので、出来れば覚えていただきたいところです。